Leda(レダ)

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　プロのギタリストを目指して三重から単身上京後、前身バンドを経て、2008年2月にDELUHI結成。当時のモダンかつアグレッシヴなメタル・テイストと閃光の如きフラッシーなギター・プレイ、そして日本人らしい叙情性を織り込んだDELUHIのハイブリッド・サウンドは、現在のシーンに脈々と受け継がれる“V系メタル”の大きな礎となる（バンドは2011年8月に解散）。
　翌2012年9月、自身のソロ・プロジェクト＝UNDIVIDEを起動させ、ここではよりラウドで骨太なアグレッションを炸裂させるメタル・サウンドを標榜。一方で、切れ味鋭く滑らかなフレージングはさらに磨きがかかり、新世代テクニカル・ギタリストとしてのポジションを確かなものとしていった（期間限定だった同プロジェクトは約半年間で活動を終了）。その後、ジャンルを問わず、あらゆるフィールドでのサポート・ワークを精力的に展開する。
　2015年1月、新バンド＝Far East Dizain結成。重心の低いジェント・サウンドやエレクトロ要素が音像の一部を形成し、複雑で高度なアンサンブルは過去最高レベルとなったものの、あくまでメロディアスな歌を中心に据えたキャッチーな楽曲が身上であった（バンドは2019年6月に解散）。
　2019年9月、ソロとして始動。12月にコンセプトの異なる2枚のEPを発表し、本作を手始めに、これまでのどれとも異なる最新型の“Leda像”を提示していく。

text：Yohsuke Hayakawa